妥協と信念

三浪目に突入した大学生です

皇道

私はR2からリアタイしてるコードギアスファンです。皇道見てきました。ネタバレ注意です。

 

 

 

 

私にとってコードギアス(R2)は人生そのものと言っても過言でありません。リアタイ当時はまだまだ幼く、ルルーシュ生存説過激論者でした。それからかれこれ10年も命日と誕生日を祝い続けてきたわけですが、三期を知ったとき始めに感じたのはなぜか不安でした。私は生存説を狂信しながら、死亡説を受け入れつつあったのです。いやむしろ、死亡したと思いながらも、ほんの少しどこかで生きているかもと信じているレベルだったような気がします。「復活の」ルルーシュというのは、私のコードギアスを壊すかもしれないものに感じられたのです。コードギアスは私にとって満点以上の作品ゆえに、それが世間の評価であれ自分の評価であれ傷つけたくないのです。

 

とまあコードギアスに関して若干の不安を抱きつつ、興道は劇場でみました。新規カットも交えたダイジェストだなあと感じたように記憶します。生活が忙しかったのもあり、なんとなく見なくてもいいかと思ったのもあり、王道は見に行きませんでした。それから生活も落ち着き、三部作ラストの皇道は劇場で見ようと決めました。

予習に昨日王道を見ました。一期最後まではよくまとまっていたなと思います。しかし二期は凄まじいダイジェストでした。R2は一期よりも広範囲に話が広がり、すべてを網羅できるわけではないとわかっています。予測通り中華連邦が丸っと削られていて可哀想で笑いました。(あと天子さまの声変わってねえ???)話の順番が前後したり、1つの戦闘に本編2つ以上のイベントを盛り込んだりとダイジェストの仕方は許容範囲でした。(ちなみに本編未視聴の友達はわけわからないっていってました。)しかし問題はシャーリーとロロです。この二人はR2において最も大事な要素だと思います。まず、ロロについてルルーシュとの確執があまり深く描かれておらず、ルルーシュがただただ嫌なやつでした(笑)。ロロの闇やルルーシュへ傾倒していく様子は、やはり本編並みに時間をかけないと描き出せないなと感じました。そしてシャーリーですが、本編の彼女はルルーシュにとって守れなかった人の象徴です。ルルーシュ(ゼロではなく)に関わったが為に父親と自らの命を失います。(興道見たのが前なので覚えてないのですが)三部作におけるシャーリーは違います。ルルーシュがゼロだと確信することなく、悲劇を回避します。確かにシャーリーの生を望んでいたはずなのに、私は違和感を感じました。私にとってR2にはシャーリーとロロの死が絶対不可欠だったのです。今回の構成はいつもの谷口悟朗ですし、谷口監督がコードギアスという物語で必要だと思うシーンが選び抜かれたのでしょう。つまり、谷口監督にとってシャーリーの生死はコードギアスの大筋を左右するものではないということです。上に述べたように私にとってR2はバイブルです。今回台詞も改編(縮小)されていましたが、削られた台詞の中に私がギアスの不可欠要素だと思っていたものも多くありました。ここに監督と視聴者(私)とのギアスの形成のしかたのギャップを感じました。挙げればキリがありませんが、ほんの少しのワンカットでも、私のコードギアスを形成する要素が所々無いことに少なからず動揺しました。最終回などは暗記してしまうほど見たのですが、少しずつ省略されていてうまく入り込めませんでした。

シャーリーが生き残ったことでこの世界の幸福度は5%上がりました。絶望の中から希望を

 見出だすのが好きなタイプなので、やはり本編の方が好きですね。

とかく不満が多めになってしまいましたが、最後の新しい展開の予感にはワクワクしました。シャーリーが重要な役を請け負っているようなので、この三部作で生かしただけの理由を見られると嬉しいです。

 

紅蓮かっこよすぎワロタ

名塚さんの泣き演技はやはり神だった

ロロの死に際演出は(あまり本編覚えてないのもあるけど)めっちゃよかったぼろ泣きした

後ろの人がヤバイシーンになるとドコドコ蹴ってきて(ルルーシュ貫かれるところとかドラマーかと思った)普通に腹が立った

ルルーシュくん顔よすぎるビックリした

 

三期楽しみです